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営業を「リスト作成→文面→承認→送信」までAIでパイプライン化した実例

太田和希
太田和希
株式会社八丁目 代表 / 現役Webエンジニア
AI業務効率化営業

営業の「作業」、ほとんど手でやっていませんか?

新規の営業は、たとえばこんな手順の繰り返しです。

  1. 候補企業を探す
  2. 情報をまとめる
  3. 文面を書く
  4. 送る
  5. 記録する

どれも欠かせない仕事ですが、多くが繰り返しの手作業で、担当者に属人化しがちです。弊社ではこの一連を、AIのパイプライン(作業を数珠つなぎにした流れ)にしました。実際にどう動かしているかを、具体的に紹介します。考え方は、採用スカウトやカスタマーサクセスの定型連絡にもそのまま応用できます。

実際の流れ

営業パイプラインの全体像:①候補のリストアップ(AI)→②文面の下書き(AI)→③人が承認(関所)→④送信して記録(AI)

ステップ1:候補のリストアップ(AI)

AIがWeb検索で条件に合う候補企業を探し、一覧の表と、送信用のリスト(バッチ)に整理します。「探して表にまとめる」だけの時間がなくなります。

ステップ2:文面の下書き(AI)

候補ごとに、目的に合わせたメール文面をAIが下書きします。テンプレートのトーンはあらかじめ指定しておくので、ブランドの雰囲気からズレません。

ステップ3:人が承認(ここが肝)

できあがったリストを、人が目視でチェックします。ズレた候補や不自然な文面を外し、「これは送ってよい」と判断したものだけを通します。AIは送信ボタンを押しません。押すのは人です。

ステップ4:送信と記録(AI)

承認されたぶんだけメールを送信し、送信状況を自動で記録します。フォーム経由など手対応が必要なものは、リストにして表示し、人が対応します。

この設計のキモ:「承認ゲート」

自動化でいちばん怖いのは、間違ったものを大量に自動送信してしまうことです。だから弊社では、関所をひとつだけ置いています。

  • AIがやるのは「探す・書く・段取りする」まで
  • 外に送る瞬間だけ、必ず人が承認する

この関所があるだけで、スピードは保ったまま事故は防げます。「全部自動」よりも「送信直前だけ人が承認」のほうが、実務ではずっと安全で速い——これは弊社が実際に運用して得た実感です。

効果

派手な数字よりも、日々の実感でお伝えします。

  • 「探す・まとめる・記録する」の定型作業が、ほぼ手から離れました
  • 人は「送るかどうかの判断」に集中できるようになりました
  • 属人化していた進め方が、誰でも同じ品質で回せる形になりました

作業そのものを減らすより、「人が判断すべきところ」だけを人に残せたことが、いちばん大きな変化でした。

御社版:同じ型は横展開できる

「AIが下ごしらえ/人が最終承認」の型を、BtoB営業・採用スカウト・カスタマーサクセスへ横展開した図

同じ型は、送信をともなう業務ならそのまま置き換えられます。

  • BtoB営業:見込み先リスト → 提案文 → 承認 → 送信
  • 採用:候補者リスト → スカウト文 → 承認 → 送信
  • カスタマーサクセス:定型連絡 → 承認 → 送信

共通しているのは「AIが下ごしらえをして、人が最終承認する」という形です。まずは1つの業務で型を作り、うまくいったら横に広げるのが、いちばん失敗しにくい進め方です。

注意点

  • 送信は必ず人の承認を通します(誤送信・スパムの防止)
  • 個人情報の扱いや特定電子メール法などのルールを守ります
  • 送信の量と頻度に気をつけます(届け先に迷惑をかけない)

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