
営業を「リスト作成→文面→承認→送信」までAIでパイプライン化した実例

営業の「作業」、ほとんど手でやっていませんか?
新規の営業は、たとえばこんな手順の繰り返しです。
- 候補企業を探す
- 情報をまとめる
- 文面を書く
- 送る
- 記録する
どれも欠かせない仕事ですが、多くが繰り返しの手作業で、担当者に属人化しがちです。弊社ではこの一連を、AIのパイプライン(作業を数珠つなぎにした流れ)にしました。実際にどう動かしているかを、具体的に紹介します。考え方は、採用スカウトやカスタマーサクセスの定型連絡にもそのまま応用できます。
実際の流れ

ステップ1:候補のリストアップ(AI)
AIがWeb検索で条件に合う候補企業を探し、一覧の表と、送信用のリスト(バッチ)に整理します。「探して表にまとめる」だけの時間がなくなります。
ステップ2:文面の下書き(AI)
候補ごとに、目的に合わせたメール文面をAIが下書きします。テンプレートのトーンはあらかじめ指定しておくので、ブランドの雰囲気からズレません。
ステップ3:人が承認(ここが肝)
できあがったリストを、人が目視でチェックします。ズレた候補や不自然な文面を外し、「これは送ってよい」と判断したものだけを通します。AIは送信ボタンを押しません。押すのは人です。
ステップ4:送信と記録(AI)
承認されたぶんだけメールを送信し、送信状況を自動で記録します。フォーム経由など手対応が必要なものは、リストにして表示し、人が対応します。
この設計のキモ:「承認ゲート」
自動化でいちばん怖いのは、間違ったものを大量に自動送信してしまうことです。だから弊社では、関所をひとつだけ置いています。
- AIがやるのは「探す・書く・段取りする」まで
- 外に送る瞬間だけ、必ず人が承認する
この関所があるだけで、スピードは保ったまま事故は防げます。「全部自動」よりも「送信直前だけ人が承認」のほうが、実務ではずっと安全で速い——これは弊社が実際に運用して得た実感です。
効果
派手な数字よりも、日々の実感でお伝えします。
- 「探す・まとめる・記録する」の定型作業が、ほぼ手から離れました
- 人は「送るかどうかの判断」に集中できるようになりました
- 属人化していた進め方が、誰でも同じ品質で回せる形になりました
作業そのものを減らすより、「人が判断すべきところ」だけを人に残せたことが、いちばん大きな変化でした。
御社版:同じ型は横展開できる

同じ型は、送信をともなう業務ならそのまま置き換えられます。
- BtoB営業:見込み先リスト → 提案文 → 承認 → 送信
- 採用:候補者リスト → スカウト文 → 承認 → 送信
- カスタマーサクセス:定型連絡 → 承認 → 送信
共通しているのは「AIが下ごしらえをして、人が最終承認する」という形です。まずは1つの業務で型を作り、うまくいったら横に広げるのが、いちばん失敗しにくい進め方です。
注意点
- 送信は必ず人の承認を通します(誤送信・スパムの防止)
- 個人情報の扱いや特定電子メール法などのルールを守ります
- 送信の量と頻度に気をつけます(届け先に迷惑をかけない)
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